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「MODEL51」開発記

MODEL51正面

プリアンプと言うものは難しいものだと思います。
プリアンプに癖があると更にパワーアンプで増幅されてしまうため一筋縄に行かないのです。
癖などと言うと悪いイメージがしますが、癖の無い無色透明な音調がスピーカーから出てしまうと退屈で生気の無いものになってしまいます。
国産オーディオ機器の多くが優等生的な癖のなさを良しとしていますが、味の無い料理のようなものは美味しくないと感じます。
癖自体を排除すると悪い部分が無い分良さも無くなってしまうので、良い部分は残さないといけないと思うのです。

デュアルモノーラル真空管プリアンプ「MODEL51」は一見プリメインアンプ「MODEL57」とそっくりですのでパワーアンプ「MODEL52」より先に出来たように思われるかもしれませんが、「MODEL52」がバランス動作によるシングルクロスプッシュプル=SCPPアンプに固まってきてから作り上げたものです。

「MODEL52」はバランス入力で真価を発揮する事から、プリアンプ「MODEL51」にはバランス出力を装備することにしました。

半導体アンプであれば専用ICもありますし、OPアンプでも組めますが、真空管プリアンプでシンプルな構成を取るとなるとバランスアウトプットトランスしかありません。
「MODEL57」に搭載したトランスメーカーさんにバランスアウトライントランスの相談をしたところ試作してみましょうとの返事を頂いたことで一気に新しい真空管プリアンプアンプの構想が具現化しました。
ただ届いたトランスのコアサイズが「MODEL57」の出力トランスと同サイズであったのには少し驚きましたが、良いものをとの依頼に応えていただいた結果ですので搭載して動作と音質をつめていきました。

「MODEL51」はモジュールの構造的良さに助けられてリアルな音調を持っています。
アンプ回路と電源回路を表裏一体で実装することで得られる音調は今までのアース母線式真空管アンプとは別世界のものです。
真空管アンプと聞かれると懐古趣味のように思われる方もおられますが、電子素子として現在も生産されており回路や実装方法も進化しています。
真空管プリアンプに良い印象を持たれなかった方にこそお聴き願いたいと思っております。

「MODEL57」は操作時に指先がパネルに触れることを避けるためスカート付きのノブを採用しましたが、今回はノブの突端部で操作できるマークレビンソン風デザインのものにしました。
かなり印象が変わることからもアンプの意匠は大切であると思っております。


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