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高槻ジャズストリート②「昭和」

途中に教会がありました。
表通りはジャズストリートの人波ですが一歩中に入ると数人のシスターがイベントなど知らんぷりといった感じで立っておられました。
ここでも演奏があると記されていますが、敷居が高く感じました。
「隠れキリシタン」の弾圧を描いている絵が入り口横に飾ってありました。
江戸時代の装束をまとった役人と磔にされている人々が描かれているのですが、写実的に油絵で描かれているためにどこか欧州の風情のために日本の出来事のようには感じないのです。
見る側に妙な刷り込みがあるのかも知れません。

教会の演奏はまだ始まらない時間だったので阪急駅方向に進みました。

人波は阪急高槻駅の南側と北側で変わるようです。
道幅の違いのせいでそのように感じるのかもしれません。
二階にある会場の窓の下をバスが通るのが見えた時になにかトラブルがあって迷い込んだのかと思ったほど駅の南側の道路はどこも狭いのです。
道幅いっぱいを使ってゆっくりと通り抜ける路線バスを上から見ているとなぜか子供時代の「昭和」を感じさられました。
駅前なのにバスターミナル風の広場が無いのか、あるいはイベントのせいで仕方なく迂回路になっている細い道を走っているのかもしれません。

そのお店にお昼ごはんを期待して入ったのですが、イベントメニューなのか乾きものしかありませんでした。
イベントスポンサーの麦酒とジャーキーを頼みました。

ほどなく3人組が現れてブルースを演奏し始めました。

ブログ用画像20120810 018ブルース


演奏が始まると音に誘われたと思われる人達がどんどん入ってきて大盛況になりましたが、懸命に叩くドラムに負けないようにギターアンプとベースアンプが唸り、さらにボーカルP.Aの大音量が重なるという拙には「ツ・ライブ」になってしまったので退散することにしました。

一方駅の北側はアーケードのある商店街や歩道のある道が通っています。
この辺りすべてがある意味目的地なので耳の痛さを回復すべく物見遊山気分で歩いてみました。

十数年前に大阪辺りで遅くまで飲んでしまい阪急で京都に帰ろうと慌てて終電車に乗ったのですが、高槻駅終点とのことで降ろされてしまいました。
停まる前に「この電車は最終高槻止まりです」とのアナウンスがあったので、どうして京都に帰ろうかと思っていると乗っていたお客さんがホームに出た途端一斉に走り始めました。
面食らって駅員さんになにかあるのかと尋ねると「JRの京都方面行き終電が数分後に出るのでみなさんその列車に乗って帰られるのだと思いますよ」との返事。
どこにJR駅があるのか分からないままダッシュで走っている人たちの最後尾を追いかけて走ったアーケードがおそらくここだったのだなと思い出しました。
乗り遅れては大変と走って、走ってJRに飛び乗った時には酔いがすっかり醒めていたのでした。

よく見ると少し時代ががかった周辺都市によくある駅前アーケード街でしたが、公設市場のようなお店にふと立ち寄ってビックリしました。
拙がいつも買っている値段の半額位で沢山の食材が売られています。
トマトなど1箱入って350円です。
う~んやはり大阪は安い!と思いましたが、高槻はどちらかといえば京都寄りの地なのです。
店内は小さなスーパーとも中で繋がっていて、こちらは当地と同じような値段がついているのにこちらもお客さんが入っています。
なんか不思議でした。

開け放ってライブをしている所もあり色んなジャンルの演奏が聴こえてきます。
学生時代に聴いていたフォークソング風のユニットも懐かしさを求める人達で埋まっていました。
これも「昭和」を感じさせてくれます。

どうもジャズストリートに集っているのは拙の年代より上と思われる沢山の「昭和」のお客さんと段取りをしている若い世代のスタッフとボランティアに二分されているように思いました。

阪急高架下は音響機材やスタッフが充実していて安心して聴けます。

ブログ用画像20120810 027オペラ


ジャンルはプログラムにはエトセトラとありました。
演奏会衣装?を身に纏った声楽のように歌うボーカルのお姉さんが綺麗な歌声を聴かせてくれます。
暫く聴き入っているとガードマンさんが通路では立ち止まらないようにと追い立てるのでまたも移動しました。
高架下は機材も優秀で、出音も確かなのですが、聴衆の聴ける場所が狭ますぎると思います。
赤い三角コーンと黄色と黒の連結ポールを通路確保と会場分離に使わず、車道の一部を仮設歩道設置のために使えばかなり聴衆が増えるはずで、歩行者も歩きやすいと思うのですが許可が出ないのかもしれません。

やはり野外だと思いなおして百貨店の屋上の会場に移動しました。
ゲームコーナーや屋上遊園地の風景を目にするのは何十年振りです。
置いてある遊具機材も何十年もそのまま置いてあるかのような風情にまたも「昭和」を感じました。
百貨店内部もなにか時代がかっているのです。
このジャズストリートも地域の町興しで始まったように聞き及びますが、「昭和」を一新するほどの活気が普段は無いのかも知れません。

そんな屋上のステージにはビッグバンドの面々が並びボーカルのお姉さんが唄っていました。
ステージ前の席は埋まり立ち見の聴衆が壁側を取り囲んでいます。

残念なことにボーカルのP.Aが完全に歪んでいます。
些細な部分にダメ出ししているのではなく、完全に割れたままステージで歌い続けているのです。
聴くに耐えないので又も退散しました。

「平成」になってからのイベントに参加して「昭和」を感じさせてくれたのが何にかしら変でした。
拙には「昭和」センサーと「昭和」の刷り込みがあるせいかもしれません。


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