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円運動とサイン波

中学生だったか高校生だったかは定かではございませんが、数学の時間に習ったのでございます。

先生が黒板の左側に円を描かれまして、右側にグラフ図というのか縦横に区切ったものを描かれたように思います。
グラフ図の縦軸が円周上にあるポイントの上下位置を示して、横軸が時間でしたかを示していたと思うのです。

時計で言う12時の位置を左横の図の縦軸に移しますとグラフ図の左端の一番上になるわけでございます。先ほど時間軸といいましたが、黒板を使った授業なので角度を横軸に移したものかもしれません。

時計で言う1時の位置をばまた左端のグラフ図に移しまして、2時、3時と続けますと放物線のような形になり、3時の位置では右側のグラフ図の上下の真ん中になります。
さらに4時、5時、6時と移しますと左のグラフ図の一番下になるのでございます。

6時は12時から見ますと180度の位置でありますからして、それ以上時が進みますと180度以上になりますので、右側グラフ図では上向きの線をば示すことになるのでございます。
ですから7時から12時の位置を左側のグラフ図に移ししますというと一番下に行ったものが上へ上へと駆け上がって行くのでございます。
このように円運動を時間軸と言いますか角度のグラフ図に描くとサイン波になるのだぞと教えられたと思うのでございます。

何故にこのようなことを言い出したのかと申しますのも、地球が丸いということと太陽の公転で円運動を描くと日本という国に季節があると習ったようにも思うのでございます。

一年で一周する円運動を気温のグラフに表しますと太陽に近い夏が一番上で、一番遠くなる季節が冬になりまして、グラフで言う一番下になるのだろうなとぼんやり思っていた訳でございます。

夏の盛り、時計で言う11時、12時、1時あたりの縦軸の位置はそれ程変わりませんが、秋に当たる2時、3時、4時は急激に下に向かうわけでございます。
冬にあたる5時、6時、7時はこれまたあまり変化せずにおるわけでございます。

しかし昨今の季節は飽和していて、徐々に暑い日が続きながらも少しずつ過ごしやすくなるのでなく、真夏日と熱帯夜が連日続いたと思いますとポキンと折れるように落下するがのごとく気温が下がるような気がするのでございます。

アンプ波形で言うクリップ状態に季節の移り変わりがなっているのではないかと思う訳でございます。

夏がこんなに暑ければ冬はそんなに寒くないのではないかと考えられる御仁もおられようかと思います。

なにせ温暖化とやらで地球は暑い方にシフトしているのだそうでございますからして、そのようなご意見も分からぬでもございませんが、得てして動作点が適正ならばクリップ波形は下側も同じようにクリップするものですので、冬になりますと極寒の真冬日が何日も続くのではないかと思うのでございます。

おそらく太陽や地球の動作点と言いますか永きに渡る営みはそんなに変わるものではございませんので夏の暑い分、冬は寒くなると動作点の適正をアンプのクリップ状態をオシロスコープで確認してしまう私は思うのであります。

しかしまあ 正弦波だったものがクリップ状態を続けてしまいますとやがて方形波になりまして、夏が終わるとすぐに冬になるのでございます。

空気のない惑星の1日は灼熱の昼と極寒の夜の繰り返しだそうでございますが、温暖化するほど空気がありますので、そんなことにもならんだろうとまたぼんやりと思うわけでございます。
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真空管の造り

時折テストに使っている真空管を誤って落とすことがあるのでございます。

硝子で出来ているので落とせば割れるのが当たり前と言えば当たり前ですが、頭がキユーピーさんのような小型のMT管は軽いせいなのかどうなのか落とせば必ず割れる玉子のようには割れずに済むことが多いのであります。

といってもやはり硝子ですので打ち所がわるいと、しばらくして目をやるとゲッターと言われる銀色の鏡のようになっている部分が白っぽくなってお亡くなりになっていると分かるのでございます。
お亡くなりなった球を良く見ますとたいがい硝子に小さなヒビが入っているのが見えるのございます。

この間、真空管の中身はどうなのかとお亡くなりになった松下の12AX7という真空管を分解してみたのでございます。
元々言葉通りのガラス張りですので、生きていた時と同じものが硝子越しでなく直接目に見えるわけですが、小さな金属細工が綺麗に切り抜かれたマイカ(雲母)板に支えられている構造がよく分かります。

銀色にするためのゲッターリングを切り落として、捻って抜けないようにしてあるプレートのリブの捻りを戻してやりますと、上側のマイカ板はきついながらも抜けるのでございます。

有るべき位置に金属細工が並ぶように小さな角穴や丸穴の開いたマイカ板二枚で挟んでいるだけの簡単な構造でございますが、上側のマイカ板の上にはもう一枚グリッドとカソードを下へ押さえる役目をするマイカ板が一緒に捻って止めてあるのでございます。
この押さえ役のマイカ板はL型の部分を造るためにその周りが綺麗に抜かれてあり、マイカ板のバネ性を利用してグリッドとカソードが抜けないように、またキツく固定しないようにしてあるのだと思われます。
上側のマイカ板をば二枚外しますと灰色のプレートの内側がメッキされているのか光っております。

ここでそれ以上外せなくなりましたので下側のマイカ板を同じように外します。
マイカ板自体は上下同じもののようですが真空管の脚がそれぞれの金属細工に細い金属でつながっておりますので、すべて切り離してやります。

下側のプレートのマイカ板を固定しているプレートのリブの捻りを解きますと一番おおきな灰色のプレートが(と言っても15ミリ四方位ですが、)取れまして二本の棒に支えられてまとわり付くような細い金属細工のグリッドと白い筒のようなカソードが出てまいりました。
グリッドは押さえバネのように隙間のあるスプリングを内側から二本の棒で支えるような構造でございまして、二本の棒には綺麗に並べるための溝が彫ってあり、そこへ螺旋状のスプリング格子の一部を膨らませて嵌め込んでから抜けないように丁寧にひとつずつ潰してあるのでございます。

金属板二枚をくっつけてカシメてあるプレートとは違いまして、このグリッドの造りは真空管の造りで一番美しいものであります。
物の本によりますとこの横格子の隙間から電子がプレートに飛んで行くらしいのですが、電子は目には見えないのでわかりませんが、そのようになっているのを横格子が上手く立ち回って飛んで行くのを止めたりまた飛ばしたりすることでグリッドに応じた電子の量をプレートに与えるのだそうです。
プレートに電子を飛ばす役目をしているのが上から見ると丸く並んでいる横格子のグリッドの中心にあるカソードでございます。
白いもので包まれた細い筒状のカソードの中には更に細くて白い金属線のヒーターが仕込まれているのでございます。

ヒーターは通電するとオレンジ色に光るので大変熱くなるもののようですが外側のカソードの内壁に直接当たらないように白い絶縁材に包まれているのでございます。
このヒーターを良く見ますとこれまた押さえバネのようにスパイラル状にクルクルと巻かれて上で折り返してまた下へ戻ってきているのでございます。

プレート以外はいずれも表面実装ICのハンダ付けに使っている実態顕微鏡でなければわからないのでございますので、その覗き見える細かな細工を目にした感激をも伝えたいなどと思うのですが、そちらの方は至って不調法ですのでご勘弁を願って続けるのでございます。

以上が小生がグレック オールドマンと呼ぶ松下の12AX7の中身でしたが、米国NLブランドの中国製のお亡くなりになった球が出てきましたので、此方も見てみることにいたしました。

上下のマイカ板は同じようにプレート、グリッド、カソードが定位置に収まるように抜いてありますが、松下にあったマイカ板を使った板バネはなく二本の柱状のグリッド支持棒の先を潰して抜けないようにしてあるようでございます。
ヒーターはスパイラル状ではなく細いまっすぐな金属線に絶縁材を塗布してから何度も折り畳んでから細いカソードの筒の中に入れたと見えて、上端と下端の折れ部の絶縁材が剥がれ落ちて金属線が露出しているのでございます。

この他にはプレートの内側が光っていないこと位の差しか松下と米国ブランドの中国製には無いのですが、その金属細工の細やかさが音に出るのかどうかはわからないのがオーディオの不思議なところでありまして、案外ぞんざいな奴が仕事が出来たりしますので、また落としてお亡くなりになった球があれば造りをご報告したいと思うのであります。

久しぶりのPA

古くからの友人に頼まれて、京都 嵐山の嵐電嵐山駅前での東日本大震災チャリティーライブのお手伝いに行きました。

当日は嵐山駅だけでなく市内側の起点駅や列車内でもライブをして盛り上げる内容のイベントでした。

担当したのは、小生の時代であればモダンフォークと言われたようなコーラスの綺麗な旋律をフロントラインに並んだお姉ちゃん三人がフラマン、フォークギター、フィドルをそれぞれ演奏しながら歌い、さらに後ろに控えた男三人がドブロギター、ティンバレスかカクテルドラムのような打楽器、エレベーを受け持つ「パイレーツ・カヌー」というバンドでした。
プロではないのですが、演奏や声質が安定していて良いバンドでした。

渡されて運んだ簡易ステレオPAとモノラルPAをつなぎ合わせてやって下さいとのこと。
マイク入力が合わせて5系統なのに57、58を7本繋いで欲しいとのことなのでモノラルPAのライン入力に入れてゲインを稼いでから簡易PAのライン入力に送って各楽器と歌声のバランスをなんとか取ることができました。
フィドルの音を柔らかくならないかと言われても、高低のトーンコンノブしか触る事だけしか術が無いのでした。

出音の音色はやはり大事なところですが、集まった聴衆には心地よいリズムと明るい歌声の有無こそが惹きつける力を持つと感じたのでした。
お天気も良い日曜日の観光地なので缶ビールを持って聴き入ってられる方もおられてこちらも楽しく過ごさせて貰いましたが、機材を撤収して運び終わるまでこちらは飲むわけには行かず、スタッフ側になりたく無いなと思って帰りました。
聞くところによるとあと二回支援イベントをするとか…。

支援をすることに吝かではありませんが、スタッフに誘われないように実は祈っているのです。
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