「RNS]= リターンノイズスプリッター

信号のあるところには必ずノイズの発生があります。

オーディオアンプでは半導体アンプ、真空管アンプ共に素の増幅回路の高利得/狭帯域特性にフィードバックを掛けて、必要な利得と平坦で広い周波数特性を得ています。
言わば山のように盛り上げてから削って裾野を広げて平地を作るようにしているのがフィードバック技術です。

総じて強力なフィードバックを施したアンプ回路は特性の向上と引き換えに音質の無味無臭化を伴います。
素の山の形が平地に加工されると想像できないのと同じように、均質化されると言えます。

半導体アンプは真空管アンプと比べて元々の利得が大きいためにフィードバックを掛けた後の無味無臭化の度合いが強く、利得の少ない真空管アンプの味わいを愛好される方が今も多くおられます。
実際の真空管パワーアンプは味わいはあるものの内部抵抗値が高く、スピーカーの影響を受けやすいために低音域が不明確な音質になります。
真空管パワーアンプでのフィードバックは低音域の明瞭化と味わいの減少とのバランスを取ることをある意味示しているのです。

元々の増幅回路の利得が少ないために半導体アンプ程の低音域の伸びた音質は得られないとされてきましたが、フィードバックにも信号ゆえのノイズがあるのです。

テクノクラフトオーディオデザインではグラウンドノイズ対策である「GNS]=グラウンドノイズスプリッターをフィードバックに応用した「RNS」=リターンのイズスプリッターを考案することで、通常の真空管パワーアンプでは得られない質感の向上と重低音の再現を果たす事が出来ました。
「RNS」による音質向上は素晴らしく、真空管パワーアンプの味わいを残したままで伸びた低音域を聴き取れるようになりました。

この画期的な音質を得られる「RNS」=リターンノイズスプリッターをMODEL5Xシリーズに搭載してリリースすることにしました。

開発の遅いテクノクラフトの新製品はこうして更に遅れてしまうのです。

音楽はレコード盤に宿るのか?

オーディオベーシック誌 vol 59の「アナログレコードが大好き」にMODEL44aの試聴レポートが載りました。

「フォノイコライザー19機種試聴レポート」のコーナーにてオーディオ評論家 篠田寛一氏による試聴記事が載りました。
価格順に低価格の4機種は2分の1ページが与えられたようで3番目のMODEL44aは他の機種のように1ページをいただけませんでした。
実のところ雑誌広告を出す余裕がないと余り取り上げても貰えないことを経験しているので自業自得と納得していますが、評価していただいた篠田氏の「試聴を終えて」ページにて「手軽な価格帯ではテクノクラフトオーディオデザインのMODEL44aが興味深い。幅広いジャンルの音楽それぞれの持ち味をうまく引き出して楽しく聴かせてくれるところに惹かれるのである。」と記していただけました。

ありがたいことです。

記事では1機種ずつ言葉で評価されているのでテキストから真意を読み取らなくてはなりませんが、総評で取り上げて頂けたことこそMODEL44aの真価だと思っています。

アナログレコードはグラウンド干渉の無いMCカートリッジで聴くことが可能ですので、MODEL44aのようにグラウンド干渉を避けたフォノイコライザーでなければ本当のレコード盤の音楽的な素晴らしさは伝わらないのです。
(MODEL44aにはMCカートリッジのカートリッジメーカーの専用MCトランスが必須です。)

データーとしての音楽CDや音楽配信ではなく物理的に演奏を音溝に刻み込み、再度針先で拾い上げて聴くというプリミティブな行為にこそ音楽は宿っているのかも知れません。

話は真逆ですが、音楽DCがオーディオベーシック誌には今回もオリジナルのオーディオチェックCDとして付いています。
空間のあるワンポイント風の収録で、収録風景写真通りの再現をチェックできるものです。

演奏内容は「知られざる名曲」とはいえもう少し表情豊かな演奏であればよかったと思いますが、チェックCDとすれば収録が不自然で姑息な「名演」より良い内容だと感じます。
記事の内容も幅広く個人的には苦手な執筆陣もおられますが、一度手にして下さいませ。
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