スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

MODEL37の話②

汎用ACアダプターはもちろんPSEマークのついたもののなかから良い音質のものを選び出すのですが、DC24ボルトが一番電圧が高くて通常の真空管アンプの電圧と比べて一割くらいしかありません。

おまけに電力量が一定なので12ボルトのものと比べると半分の電流しかありません。
出力管を使ったパワーアンプは電圧、電流ともに不足なので、半導体で作ることになります。
アマチュア時代によく金田式DCアンプを組みましたが、ディスクリート直結アンプにはグラウンドの広面積化と動作素子の二人三脚化いう音楽的ハンディがあります。ICアンプでないとグラウンドの極小化がクリアできません。

当時台頭してきたデジタルICアンプが候補になりましたが、半導体メーカーのリリースしているICはフィルターに合点がいかず、なにより開発途上にあるのでIC型番がすぐに廃止され新機種に移行してハイスペック化され続けているためすぐに陳腐化して安定しません。

その意味でアナログパワーICアンプは淘汰されて現在はほぼ完成域にあります。
電源電圧がカーオーディオに合わせて低いためグラウンドノイズの影響を受けにくいBTL出力のものが多い上にスピーカーに対するフェールセーフが行き届いています。
パワーICは脚数が多い上にオペアンプICの試聴テストのようにピンコンパチではないので一つ一つ手配線で組んで確かめるしかありません。
スポンサーサイト

MODEL37の話①

好評をいただいているMODEL37ですが、きっかけは経済産業省のいわゆるPSE問題でした。
オーディオに限らず家庭用電化製品はPSEマークの無いものはヴィンテージ機器はもちろん、今後一切の販売を認めないというお役人の発表を受けて一時大騒ぎになりました。
電気用品安全法というもので、この先アース端子付きの3P/ACコードでなければ販売を禁ずるなどという事態にでもなれば、オーディオの未来は音楽ではなくサウンドしか出なくなる時代を迎える事になります。

オーディオ機器は他の機器と接続するためにアース端子付き3P/ACコードは百害あって一利なしです。

電子レンジや洗濯機は確かに感電防止の観点からアース端子は必要かもしれませんが、単独使用が前提だからです。

オーディオ機器は基本的に他のオーディオ機器と接続することで働きます。
それらを3P/ACコードでつなぐとグラウンドノイズが回り、精緻で凄い音世界は出るもののグラウンド干渉のために音楽を奏でなくなってしまいます。
3P/ACコードは今回のPSE法では提起されませんでしたし、ヴィンテージ機器の販売も認められましたが、お役人の判断で右往左往させられることの反発からMODEL3XシリーズはPSE法に抵触しないDC電源入力を前提に開発したのです。

PSE法は商用電源だけの規制なのでDC電源入力は規制外なのです。

8月のニュース

8月のニュースをトップページに載せました。

今回はMODEL45とMODEL37のバージョンアップ中心の記事になりました。

MODEL45の新バージョンは、96kHzサンプリングのUSB入力D/Aコンバーターの試作依頼が来たために新特殊パルストランスの試作から入ったことで良い結果を得ることが出来ました。試作依頼がなければ、MODEL45の音質はリリース時のまま止まっていたと思います。
同軸デジタル信号をグラウンドアイソレーションのためにパルストランスを介して受け渡しをするわけですが、必ずしも伝送波形が美しいものが良い音質とならないのがオーディオの不思議なところです。波形の美しいものは美しい精緻な音色ですが、演奏空間を上手く表現しないのです。色とりどりの聴こえないような音が聞こえるのですが、聞こえるだけでは空気感がないために不自然なのです。ヘッドフォーン世代の人にはヘッドフォーンがそうであるように空気感の有無は問題にならないのかも知れませんが、ロートルの小生には納得の出来ない事なのです。しかし空気感というものの存在と言うのか、音楽の聴こえ方の自然さはどなたにも理解される普遍的なものと信じております。

MODEL37は少しだけ改良した事により等身大に近い音楽表現になったことから新バージョンとしたものです。
ここでもオーディオの不思議があって、これまでの開発に1年半かけたバージョンの耳あたりの良さに親しまれたユーザーさまからは必ずしも新バージョンの方が良いとの感想が返ってきません。
初めてMODEL37の音質に触れられた方には新バージョンの良さが伝わりますが、聴きなれた音質もまた分かち難い魅力となるものだと改めて知らされた次第。
ましてビンテージなるオーディオにどっぷり浸かっておられるヘビーユーザーやハイエンド機器に音楽以外の意味を見出されている方には太刀打ち出来ない世界があるようです。が、不自然なものはやはり不自然だと言い続けて、自然な演奏空間の再現の出来る機器の開発に邁進するしかないと思うのです。


検索フォーム
リンク


QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。