オールチューブアンプ

今年も後半に入ったと記してからもう一月が過ぎてしまいました。

新しく企画した、オールチューブの管球パワーアンプの試作にかかりきりになっています。
音質が確保できるなら管球にこだわらずに設計しています。MODEL37やMODEL44a MODEL45の音質は管球でなければ出来ない音の良さを電解コンデンサーの不使用で可能にしています。
しかし管球にこだわるユーザーの声が高いと感じています。そこでMODEL1Xシリーズで採用している整流ダイオードやレギュレーターも使わない半導体不使用のオールチューブ管球アンプにしようと考えました。

整流管を使うことになりますが、整流ダイオードの選択にたくさんのサンプルを集めて試聴を重ねて選び出した経験から選択肢のほとんど無い整流管で音質が確保できるのか不安が付きまといます。
一品生産であればNOS管の良いものを選んで載せられますが、ある程度数を作る事やその上でこの先も供給に不安のないものとなるとほとんど音質での選択肢がなくなります。その制約を避けて音質最優先でMODEL1Xシリーズは設計しましたが、今回は制約を織り込んでなおかつ音楽の奏でられるアンプとしなければなりません。

グラウンドコントロール技術によりおそらく音楽的な鳴り方にできるようになると思います。
完成した時の音の良さを想像しながら試作を続けています。

しかし暑い日が続きます。皆さんお体に気をつけてがんばりましょう。

7月になりました。

真夏の抜けるような青空こそありませんが、雨も降らず気温は高く蒸しています。

2010年後半に入りました。日の経つのが実に早いと感じます。
7月のニュースを載せました。まずはアービトラリータイム第4回の案内を6月のニュースに続いて載せました。そしてFETフォノイコライザーアンプMODEL 44aの販売案内を記しました。

FET(電界効果トランジスター)特にMODEL 44や44aに使ったJ-FETは40年ほど前に開発された2SK30の改良型2SK30ATMを採用しています。2SK30は真空管全盛の頃を過ぎた時代のものではないかと思います。実は新しいJ-FETはどこも開発していません。時代が新しいJ-FETを必要としていないのです。2SK4000番台までFETは種類が増えましたが、ほとんどは大電流制御のMOS-FETばかりです。

J-FETは真空管と同じ電圧駆動素子でヒーターの要らない真空管のようなものです。通常はPチャンネル半導体と組み合わせて直結回路を組んで使いますが、直結回路はグラウンド側から見て問題がありますので真空管同様にコンデンサー結合回路として開発しました。このグラウンド周りの明確さは44aで採用した交流的、高周波的グラウンドアイソレーションであるデュアルラインと相まって、演奏空間の再現できるフォノイコライザーに仕上がりました。
計画ではもっとお求め安い価格設定を目指しましたが、どうしても8万を超えてしまいます。
MODEL 45同様筐体内に電解コンデンサーを持たない設計でなければ音質が確保出来ないために、1Xシリーズと同じグレードのパーツ類で組まなくてはなりませんでした。

ユーザーの皆さんの多くの支持は得られないでしょうが、演奏空間の再現が出来るフォノイコライザーは必要であるとしてリリースいたしました。

一度でも試聴願えればアナログレコードから音楽を感じていただけるものと信じております。
検索フォーム
リンク


QRコード
QRコード