マグネパン SMGa

「10月のニュース」にハーベスと一緒にマグネパンのSMGaが写っています。

JBLの4インチダイヤフラムドライバー+大型ホーンと38cmダブルウーハーを使っていた時にダイポール型スピーカーを試してみるべく導入してみたものです。
結果はJBLシステムにオーディオ的な可能性と音楽的な限界を感じてしまい、オーディオに対する考え方が改まってしまって手放してしまうことになりました。

SMGaの最上位機種の導入を図りましたが、当時マグネパンの上級機はツィーターがリボン型になっていたためか音色に統一感がなくSMGa以上の良さがありませんでした。
一時はSMGaを強化すべく縦に二段重ねてみましたが、上手くいきませんでした。
斜めの姿勢になる脚を直立するようにフライス加工して作った脚に交換しています。

SMGaで感激したダイポールスピーカーの良さを求めてコンデンサースピーカーやリボンスピーカーを聴きに行きましたが、能率が低い上にジャズが上手く鳴らなかったり金属的な響きを伴っていたりしたためSMGaに落ち着いてしまいました。

コンデンサースピーカーのように低能率ではなく実に素直な音色であり、オーディオはプライスタグや機器への思い入れでは音楽にはたどり着けないことを教えてくれました。

アンプの音質追求には向かないところがありますが、大型システムの限界と独自のアイデアを世に出す教訓的な意味も感じさせてくれるので、記念碑的な意味を込めて今も置いているのです。

「MODEL52」開発記

MODEL52正面


テクノクラフトオーディオデザインの真空管パワーアンプにはシングルエンドプッシュプル=SEPPアンプ「MODEL12」と「MODEL57」に採用したシングルアンプしかありませんでした。

市販されている真空管パワーアンプの多くが真空管ダブルエンドプッシュプル=DEPPアンプであり、出力管のバリエーションで商品展開を図る真空管アンプビジネスモデルに則っている中で真空管プッシュプルアンプをリリースしなかったのは音質的にまったく納得できるものに仕上がらなかったためです。

大出力真空管アンプと言えばプッシュプルアンプと言うのが常識ですが、DEPP回路には欠陥があるように思います。
どれほど試作を繰り返しても「MODEL12」との音質差が埋まりません。
出力トランスの中点に電圧を掛けて二本の出力管にシーソーのような動作をさせるDEPPはどうにも微細なニュアンスに欠ける音調になってしまいます。
繊細な表現よりも力感に頼っている感じが拭えず、どう贔屓目にみても我慢できるレベルのものにしかならないのです。
DEPPの出自はトーキー映画や屋外拡声装置であり、大容量コンデンサーの無かった時代に高出力とハム音打ち消しを旨として開発されたものです。
ためにハム音だけでなく音楽信号の微妙なニュアンスの打ち消しを伴っているのです。

開発目的に沿ったものと考えれば当然の帰結ですが、家庭にプッシュプルアンプを持ち込んでおられる方が多いのも事実です。
そこでDEPPアンプの改良策を止めてアンプ部と電源部を一体化して音質を確保した回路「MODEL5X」モジュール2機を巧みに組み合わてプッシュプル出力並みのパワーが得られるシングルクロスプッシュプル=SCPP回路の開発に至りました。
このアイデアが出るまでの閉塞感はしばらく忘れられないほどのレベルに達していました。
諦めていれば「MODEL52」は完成しなかったのです。

シングルアンプの音質がプッシュプルアンプ並に得られるSCPPアンプは新しい真空管オーディオを切り開きます。

出力トランスの試作やトップカバーデザインの変更などに加え、当初納品された板金の寸法が図面と板厚分違っていたりして予定よりひと月半リリースが遅れてしまいましたがやっと完成しました。

是非ご試聴ください。

空間描写と生々しい音質はこれまでのオーディオアンプでは手に入らなかったものです。

毎日明日へです。


さて新しい年が始まりました。国内は震災復興と放射能汚染除去、海外では世界的な通貨不安の波に飲み込まれてしまうと言った声ばかりが聞こえてきますが、人はどんな事があろうと目先の生活をこなして毎日明日に繋げるようにして生きて行かなければならんのです。
ますます趣味の世界の製品は売れなくなると諭されたりしておりますが、生活に追われれば追われるほど安らぎと癒やしが必要なのが人間でございます。
音楽の役割はさらに求められるでしょう。オーディオで言えば「音色」で惹きつけはするものの音楽を再現できない旧来の「ステレオ機器」では役にたたなくなると見ています。
凄さをアピールするハイエンド機はますますその凄さを誇示して非日常生活を彩るのでしょうが、普通の機器を大切にする人のものは要らない凄さが不必要なので音楽性のあるものだけが支持されて行くと思うのです。
グラウンドアイソレーションこそが音楽性の要なのでデュアルモノーラルアンプとデュアルコアD/Aコンバータの重要性が評価される年になると思うのです。
「音色」の「良さ」は激動の年の安らぎにはならないと見ておりますが、まだまだ「音色」だけで癒される人が多数を占めるなら人々の暮らしも安心なのだとしてこちらはただただ毎日明日へ繋げるようにするのでございます。

トップページを書き換えました

トップページを書き換えました。
いろいろな思いからよりわかり易くしたつもりですが、文才に恵まれないことには変化が無いのでわかり辛い処はご容赦下さいませ。

入れ替え前のトップページを再録しておきます。

「これまでのオーディオとは異なる奥行きの再現が出来る製品をグラウンドコントロール技術を用いてハンドメイドで組み上げています。

演奏空間には左右だけでなく奥行きがあります。奥行きが再現されないとステレオ機器特有のオーディオ的な表現を聞くことになります。

 奥行きの再現には、左右チャンネルのアース=グラウンドを完全分離する直流的グラウンドアイソレーションとすることが理想です。あるいはグラウンドノイズやグラウンド干渉を抑制するグラウンドスプリット回路により交流的グラウンドアイソレーション=デュアルラインとすることが最も有効な手法です。 左右ふたつの信号をひとつのアース=グラウンドで
共用するステレオ機器では、グラウンドが左右の音楽信号で干渉を起こしています。
干渉は電気的なストレスのみならず、不自然さを伴うために耳と脳に悪影響を与えうるささを感じさせます。 またオーディオ特有の音色の一因ともなり、左右に置かれたスピー
カー面上に横並びに並んでしまう現象=スクリーンビュー化を引き起こします。

 グラウンドアイソレーションやデュアルラインを施したオーディオ機器はスクリーンビュー的な鳴り方から解放された演奏空間の再現ができます。オーディオ特有の表現から解放されたスピーカーからは奥行きが演奏空間として再現され、音楽を心ゆくまで楽しむことができます。

 テクノクラフトオーディオデザインのオーディオ機器を是非お聴きください。
 あなたのオーディオ常識が音楽とは無縁の「オーディオ」であったことを実感されるでしょう。」

休日

今日も外は暑い日でしたが、家の中は心地よくてオーディオ日和でした。

休日には窓を開けて好きな音楽をかけて、カスクートと小瓶のビールの喇叭飲み!も実は昔の記憶です。痛風持ちになってからはビールを控えていますし、実は住んでいるところにはオーディオがありません。元の家をテクノクラフトにしたので、こちらにはオーディオ機器が自分の部屋にも一切無いのです。FMラジオもないのでお気に入りのNHKの「気ままにクラシック」聞く時も携帯電話のイヤホンでわざわざ聴いている次第。
仕事の反動だと思います。安価なCDラジオさえも置いて聞く気も起きないのです。
オーディオのアイデアにも音楽と無関係の空間が要るとこじつけているだけかもしれません。
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